五月晴れの空の下、保護者の皆様、そして多くのご来賓の方々をお迎えし、盛大に執り行われた体育祭は、生徒たちの若々しい熱気と躍動感に満ち溢れた一日となりました。今年度の生徒会スローガンである「更なる高みを目指して~翔け新中生~」が示す通り、新中生一人ひとりが自己の限界に挑み、それぞれの競技に全力で打ち込む姿は、私たち教職員にとって大きな喜びであり、誇りでもあります。
特に印象的だったのは、学校の顔として体育祭を牽引してくれた3年生たちの姿です。彼らは、競技への真摯な取り組みはもちろんのこと、練習の企画から運営、そして後輩たちへの細やかな指導に至るまで、文字通りリーダーシップを発揮してくれました。その真剣な眼差し、仲間を励ます声、そして後輩たちを温かく見守る姿は、下級生にとって最高のロールモデルとなり、彼らの心に深く刻まれたことでしょう。
体育祭を通して培われた絆、そして3年生から下級生へと受け継がれたリーダーシップのバトンは、来年、再来年と、脈々と新中の歴史の中で受け継がれていくことと確信しています。1年後、今の2年生は、3年生として、今日の3年生が示したように、今の1年生、そして来年入学してくる新たな新中生たちを力強くリードしてくれるはずです。そして、そのまた次の世代へと、新中の良き伝統は受け継がれ、さらに発展していくことでしょう。
令和7年6月吉日 新篠津中学校長 大渕 徹