![]() |
令和5年度のご挨拶
例年より早い雪解けで、道端の残雪が少なくなり、日に日に草木が青やぎ、若葉萌える春の到来が感じられる季節になりました。
3月に入り、学校におけるマスク着用の考え方についての議論が加速し、児童生徒及び教職員については、学校の教育活動では「マスクの着用を求めないことを基本とする」等の見直しが示されました。5月8日にはコロナが5類へ移行されますが、コロナが完全に終息したわけではありません。教育活動の制限の緩和も予想されますが、感染や日常の変化に不安を感じてしまわないように、通知等に基づきながら随時、生徒・保護者の皆様にご説明等をしながら対応していきたいと思います。
さて、4月7日に令和5年度の着任式・始業式・入学式を行い、16名の新1年生と4名の教職員を迎え、開校77年目(新校舎となって14年目)の新年度が始まりました。始業式と入学式でやり抜く力の大切さ、そのためには「挑戦しつづけること」「自分を信じること」「粘り強さ」等をキーワードに話をしました。生徒一人一人がなりたい自分をイメージして目標を立て、その達成に向けて反省と改善を行い、自己を高めることが大きな成長につながります。
今年度は、全校生徒55名(1年生:16名、2年生:18名、3年生:21名)・学級数は5学級・教職員は22名の学校体制です。教育目標の具現化に向け、全教職員が一つの協働体として、「すべては子どもたちのために」という認識のもと、地域・保護者と目標を共有しながら以下のように学校経営を推進していきます。
〇全教育活動を通じて育てたい力
【新篠津中学校 教育目標】
(知)真理を探究する人(情)友情を大切にする人(意)創造を実践する人(体)健康で明朗な人
〇15歳の姿(小中9年間で育てたい力)
【新篠津めざす子ども像】
「ふるさとを愛し 夢や目標をいだいて 未来を切り拓こうとする たくましい子ども」
〇来年の春の姿(今年一年を通して重点的に育てたい力)
【令和5年度の重点目標】
「他者との関わりを通して、自ら学びを深め続けることができる子どもの育成」
〇教育推進スローガン
「自立と感謝」
「VUCAの時代」といわれる現代(不安定・不確実・複雑・曖昧の頭文字を取った言葉)、子どもたちを取り巻く状況も日々変化しています。誰も正解を知らない課題に立ち向かい、力強く自分の足で歩いていくためにも、日々の授業・教育活動の中で、社会の変化に対応できる資質能力を育てていく必要があります。そのためにも、教師が子どもに知識をただ伝えるというやり方ではなく、今年度は「対話や協働を通して学びを深める」「対話の質を高める」を意識して、授業・教育活動を通して重点目標のような生徒を育成していきたいと考えています。
各種調査やアンケート、生徒の声・姿を基に学校ホームページや学校だより等で生徒の変容を発信するとともに成果と課題、改善策などを示しながら教育活動を推進していきます。
最後になりましたが、今後とも本校の教育活動に対しご理解・ご支援をよろしくお願いいたします。
令和5年4月7日
新篠津村立新篠津中学校 校長 寺嶋 裕介